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Interview

IT PROGRAM MANAGER

あえて専門領域をはみ出し、 チャレンジを楽しむ。 自分を広げる自由度がある。

profile:

HIROSHI OZAWA

IT PROGRAM MANAGER

IT本部

  • 経歴
    2009年〜2019年:総合電機メーカー
    2019年〜2022年:株式会社資生堂
    2022年〜:資生堂インタラクティブビューティー株式会社
  • 経験・スキル
    • SAP導入やクラウド・コミュニケーション基盤導入におけるプロジェクトマネジメント
    • 応用情報処理、TOEICスコア940等
  • 志望動機
    新卒入社した大手電機メーカーでは、社内SEとしてさまざまなシステムの導入に携わっていました。やりがいはあったのですが、企業規模が非常に大きいがゆえに、担当する業務や技術が特定の領域に偏りがち。次第にマンネリ化していったことに加え、事業との距離感も覚えるようになり、心機一転、まったく異なる業界に飛び込んでみようと思い立ちました。ビューティーについての興味が強かったわけではないのですが、事業会社のIT人材として、本質的な事業課題の解決に貢献できる会社だと感じて入社しました。
IT PROGRAMMANAGER
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——現在、携わっている業務を教えてください。

資生堂はいま、基幹システムのグローバルな統合に取り組んでいます。データの標準化や業務プロセスの最適化を図り、グローバルカンパニーとしての発展を加速させようという取り組みです。「FOCUS」と呼ばれるこのビジネス変革プログラムのタスクフォースにおいて、私は主に移行を担当しています。移行は影響範囲が大きく、だからこそ「アプリ寄り」「業務寄り」など、多角的な関わり方ができる。自分の枠を広げるうえではいい経験だと思っています。移行チームにはSIBから2名、アクセンチュアから15名ほどが関わっているほか、関連するさまざまな部署のメンバーとワークできるのも面白さですね。

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——もともとは戦略立案を担当していたところ、希望していまの業務に移られたそうですね。

最初はグローバルでのIT戦略を策定していました。それ自体はとても楽しくて、「このままストラテジストとしての専門性を極めようかな」と思ったこともあるくらいです。ただ、現場の業務をよく知らないままに戦略を立てても、実効性を伴わないことが少しずつわかってきました。そこで「もう少し現場に近いところでやってみたい」と意思表示を行い、汲み取ってもらった結果、いまは戦略を実行する側としてタスクを任されています。これは個人的な感覚ですが、いずれ業務とITは縦割りの関係ではなくなり、「業務の中にITの専門家がいる」という状態に近づいていくのではないかと思います。その時のためにも、現場の理解をここでしっかり深めておきたいですね。

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——キャリアデザインのしやすさについては、どう感じていますか。

制約がゼロではありませんが、基本的にはどんなことにでも手を挙げられて、「では、お願いします」と任せてもらえる。しかも事業会社ですから、チャレンジの機会や舞台はそこかしこにある。つまり、キャリアを描き、必要なスキルを手に入れるための理想的な環境だと感じています。私自身、過去のバックグラウンドから、かけ離れた仕事をあえて任せてもらっていますし、「FOCUS」の移行もその一つ。何もかもチャレンジの連続ですが、それがうれしく、やりがいにつながっています。私はもともと、自分の専門領域をあまり決め込まずにポリバレントでありたいと願うタイプ。私のような人材にとっても、逆に専門性を突き詰めたい人にとっても、どちらにも魅力的な場所ではないでしょうか。

——これから実現したいことを教えてください。

前職で3年半ほどアメリカに駐在したことがあります。現地のインフラ構築にプロジェクトリーダーとして関わったのですが、とても刺激的でした。その経験が忘れられなくて、ここSIBでも、海外駐在にチャレンジしてみたいという気持ちを常に持ち続けています。グローバル化が進む資生堂は、日本にいながらにしてさまざまな国籍のメンバーとプロジェクトに参加できるエキサイティングな環境です。けれど、戦略の企画から実行、さらに現地でのプロジェクト推進まで一気通貫できたら、きっと、もっと楽しくて、もっと成長できるはず。近いうちにぜひ、実現させたいと思っています。※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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