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Interview

Business Producer

リアルとデジタル。戦略と戦術。 融合の先に、 世界一イノベーティブな資生堂を描く。

profile:

Kai Otsuki

Business Producer

DX本部

  • 経歴
    2013年〜2017年:コンサルティング会社
    2018年〜2021年:一般消費財メーカー
    2021年〜:資生堂インタラクティブビューティー株式会社
  • 経験・スキル
    • マーケティングストラテジスト
    • シニアメディアマネージャー
    • シニアブランドマネージャー
  • 志望動機
    日本的なデジタルトランスフォーメーションに携わりたいと思っていたこと、企業のさまざまな人々・部署とグローバルスタンダードな未来をつくっていくことに興味があったこと、そして150年の資生堂のヘリテージとイノベーションの融合をマーケティング・テクノロジー視点で実現したいと考えていたのが動機です。
BusinessProducer
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——ご自身の業務について教えてください。

部署名そのままですが、一言でいえば「戦略と企画の融合」です。資生堂の各事業部、または資生堂インタラクティブビューティーの中から湧き上がってくる「こんなことがしたい」というアイデアを受け止め、「このデータを使えばできるかもしれない」「あのプロジェクトとインテグレートできるかもしれない」など、戦略的に設計していきます。これはキャリア入社だから言えることですが、資生堂の社員は本当に優秀です。けれど何かを考え出す時には、どうしても目の前のタスクをこなすための最適化に走りがち。そこに全体最適の視点を持ち込み、共通化によって効率を上げたり、知見を集めることでより美しく、強力で、他社にできないことを実現する役目も期待されています。プロジェクトを健康的に、情熱的に盛り上げていく存在でありたいですね。

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——すでに多くの相談が持ち込まれているそうですね。

寄せられた質問のリストが160行ほどになっています。各部署に顔を出すと、「やっと会えた」「相談したいことがたくさんあって」と迎えられることも多いですね。私が担当しているプロジェクトの適応範囲が広いこともあって、入社して一瞬で顔のわかる人が増え、上司の言葉を借りれば「仲間が増えた」という感覚です。一方で、大きな投資もされていますし、期待が大きいからこその緊張感も半端ではありません。受けた相談に対しては、クリティカルに、ロジカルに、そして相手をしっかりと想いながら応えていくことを心がけています。それはもちろんお仕事をご一緒する方々へ大切なことだと感じていますし、自分自身を成長させることにも繋がっていると思います。

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——この会社で活躍し続けることができるのは、どんな人材だと思いますか。

同じ質問を人事にぶつけたことがあります。答えは「ブレイクスルー能力を持った人」。資生堂は約150年の歴史を持つ素晴らしい会社です。特に、美やクリエイティビティに対するプロフェッショナリズムは誰にも真似できないでしょう。一方で、意思決定のありかが散在しているなど、日本企業らしい部分もあります。その部分を時には突破していかなければなりませんが、壊せばいいということでもありません。美しく、洗練されたコミュニケーションによってブレイクスルーを果たしていく力。それが資生堂における「ブレイクスルー能力」なのだと思います。

——これから実現したいことを聞かせてください。

「資生堂を、世界一イノベーティブなコンシューマーセントリック・ビューティーカンパニーにすること」。これに尽きます。そのためにまず必要なのは、資生堂が約150年に渡って取り組んできたことを社員全員が再認識し、再肯定することではないでしょうか。その唯一無二の強さをもって、今、この時代のお客さまやお得意先さまが抱えている課題をどう解決するかを考え抜く。マーケティングとは、人を想うことです。お客さまを想い、課題解決に真摯に取り組み、たどり着いた答えが気づけばイノベーションでもあった。そんな、美しく流れるようなイノベーションの実現を、デジタルによって牽引していきたいですね。
「資生堂は本当にイノベーティブになれるのか」と、無意識に疑っている人はまだまだいると思います。私は胸を張って「世界一イノベーティブになれます。資生堂インタラクティブビューティーがありますから」と言い切りたいですね。※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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