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Interview

CRM Planner

データから心を読み、 感性に届く提案を。

profile:

Arisa Ui

CRM Planner

DX本部

  • 経歴
    2019年〜2021年:資生堂ジャパン株式会社
    2021年〜:資生堂インタラクティブビューティー株式会社
  • 経験・スキル
    • オウンドメディアにおけるCRM設計・データマネジメント・サイト改修
    • プログラミング言語(SQL、Python等)を用いたデータ加工、BIツール(Tableau)を用いたビジュアライズ
  • 志望動機
    化粧品を通じて、多くの人の心に活力を届けたいと考えました。大学院で学んでいたデータ分析の領域のスキルも伸ばしたいと考えていたので、デジタルを駆使した変革に積極的なところも魅力に感じました。
CRMPlanner
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——担当している業務を教えてください。

資生堂のオウンドメディアである『ワタシプラス』を中心に、CRM設計やデータマネジメントを手がけています。『ワタシプラス』上で行われるさまざまな施策について、効果検証の仕組みを整え、実際に分析を行い、改善策を提案するのです。最近では、SEO経由の売上が落ち込んでいることに着目しました。リスティング広告の影響が強すぎるのではないかと考え、広告担当者とともに特定キーワードに関する出稿量の調整を実施。コスト削減につなげることができました。そのほか、『ワタシプラス』の担当者自身が検証を行えるよう、分析ツールの活用レクチャーも時間を見つけて実施しています。

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——「感性タグ」という取り組みも進めているそうですね。

これまで資生堂は、お客さまのサイト閲覧履歴をもとに、「ブランド」「肌悩み」などの項目でタグ付けを行い、レコメンドの参照元としていました。そこに「リラックスしたい」「華やかな気分になりたい」といった感性をタグとして加え、化粧品は「機能×情緒」の掛け合わせで選ばれるものと考えています。お客さまは化粧品を通してどのようなものを手に入れたいのか。「リラックスしたい」「華やかな気分になりたい」人によって、タイミングによって様々だと思います。
購買履歴やサイト閲覧履歴からお客さま一人ひとりのその時々のインサイト捉え、「リラックスしたいあなたへのおすすめ」などと感性の文脈を付けてレコメンドを実施していく。そのようなことを実現するために、「感性タグ」という取り組みを進めています。まだまだチューニング中ですが、新しいことに挑戦する手応えを感じています。

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——入社して感じたギャップはありますか。

もっとかしこまった会社かと思っていましたが、意外と自由でした。入社1年目の時、資生堂のウェブサイトに関するカスタマージャーニーマップがないことを知り、「つくってみたい」とつい口にしました。すると先輩が「やってみたら」と一言。そういうこともOKなのかと驚きました。また、私のいる部署は他社さんとの情報共有にも熱心です。カスタマージャーニーマップの作成においても、たまたま同じツールを使っていた他社さんに情報共有していただき、大いに参考にさせていただきました。アップデートが激しいデジタル分野において、このオープンさは心強いですね。

——これから挑んでみたいことを教えてください。

「人の心に活力を届けたい」という想いはいまも変わっていません。資生堂では、「“美を通じて”活力をもたらす」ことに注力していきたいと考えています。化粧品が生み出す美はもちろんですが、コーチングやヨガ、健康的な食事など、インナービューティーをもたらす手段と組み合わせ、内外の美を実現できるような新サービスが生み出せたら本望ですね。まずは目の前の仕事をしっかりと形にしながら、その夢に近づいていきたいと思います。※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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