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Interview

IT Project Manager

基幹システムをグローバルに標準化。 最難関のプロジェクトに挑む。

profile:

Mikihiro Suzuki

IT Project Manager

IT本部

  • 経歴
    2007年〜2010年:SIer
    2010年〜2014年:ITコンサルティング
    2015年~2020年:製造業
    2020年〜2021年:株式会社資生堂、資生堂ジャパン株式会社
    2021年〜:資生堂インタラクティブビューティー株式会社
  • 経験・スキル
    • 化学系企業のIT部門に常駐して複数のグループ会社のSAP運用保守、製造業・ハイテク産業・通信業などの複数業種におけるSAP導入/バージョンアップ、製造業のIT部門として製造系基幹システムのリプレース
    • SAP認定コンサルタント(会計)、PMP(Project Management Professional)
  • 志望動機
    前職までに培ったITスキルを活かせることが第一条件。加えて、グローバルでナンバーワンを目指せる企業に入社し、その実現を優れたシステム構築によって支援したいと考えました。
IT ProjectManager
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——最難関といわれる社内プロジェクトに関わっているそうですね。

『FOCUS』ですね。グローバルでの全体最適を重視した、業務/システム/データの標準化を主軸とするプロジェクトです。デジタライゼーションが急速に進む中、お客さまのニーズは多様化し、マーケットも変化を続けています。また、COVID-19の感染拡大は人々の生活習慣や価値観を一変させました。こうした状況を踏まえ、よりイノベーティブなアウトプットを、よりスピーディに生み出せる環境づくりが急務とされたのです。そのための一大プロジェクトとしてグローバル横断で立ち上がったFOCUSは、私が入社した2020年に日本でもチームが発足。私は早い段階からチームに加わっており、現在では業務の約90%がFOCUS関連です。

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——具体的には、どのような取り組みを行っていますか。

グローバルチームが開発したテンプレートを、日本の業務に導入するためにさまざまな取り組みを行なっています。例えば、経理部内の各チームとともにシステム面のFIT&GAPを整理し、GAPを解決していくこともその一つ。チームによっては非常につくり込まれたシステムを使用しており、グローバルテンプレートでは代替しにくいケースもあります。グローバルチームとしてはできるだけ標準化に踏み切りたいところへ、作り込みの必要性をロジカルに伝えて承認を受けなければなりません。非常に高いハードルですが、現場のためにそれを乗り越えた時は嬉しいですね。その他にも、共通インターフェース基盤構築にあたっての製品選定、システムの性能調査、既存システム群と新システムのデータ統合など、幅広く手がけています。

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——前職までの経験はどのように役立っているのでしょうか。

前職までは、SAPの会計領域における保守/新規導入を手がけてきました。FOCUSでも同じ領域に関わっているので、細部まで鮮明にイメージしたうえで仕事にあたることができています。これまでの経験を最大限に活用しながら、資生堂にとって大きな意義を持つプロジェクトに貢献できていることを誇らしく感じます。その一方、SAPの最新バージョンの採用や、経験のないシステムの導入といった新しいチャレンジも豊富です。スキルの幅を広げるうえでは、非常に良い機会に恵まれているのではないでしょうか。寄せられる期待が大きいだけに責任も伴うプロジェクトですが、自分自身を成長させるためにも、完遂を目指して全力を注いでいます。

——グローバル企業だからこそ、挑んでみたいことがあるとか。

FOCUSは、資生堂のリージョンごとに順次導入が進んでいます。まだ導入が始まっていない海外のリージョンも数多いのです。日本リージョンでのFOCUS導入を成し遂げた後は、そういった海外リージョンにも関わってみたいですね。もともと私には、グローバルナンバーワン企業の実現を、システム構築によって支援したいという思いがあります。FOCUSを海外リージョンへと広げていくことは、その思いに直結する業務です。こうした将来を描けるのも、デジタルにおける新しい試みをグローバルに行っている資生堂だからこそ、と言えるのかもしれません。※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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