Interview
Data Scientist
ビジネス視点のあるデータ分析で、 データドリブンな企業への変革に貢献。
Takeshi Ishizawa
Data Scientist
DX本部
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経歴2006年~2016年:マーケティングリサーチ会社
2016年~2019年:広告代理店
2019年~2020年:大手電機機器メーカー
2020年〜2021年:株式会社資生堂
2021年〜:資生堂インタラクティブビューティー株式会社 -
経験・スキル
- データ分析およびその周辺領域
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志望動機資生堂は、デジタルを活用した事業モデルへの転換に向けて動き出したタイミングで、これに欠かせないものの一つがグループの持つ膨大なデータの活用。データサイエンティストへの期待は非常に大きいものになりますが、その期待値に対するやりがいや、自身のバリューを発揮できそう、と感じたことが主な動機です。

——データ分析の対象として、ビューティー分野に関心があったそうですね。
前職時代に携わったプロジェクトで、化粧品メーカーのデータを分析する機会がありました。すると、化粧品と一言でいってもカテゴリーや価格帯はさまざまで、それぞれに異なる購買行動があり、それに伴いマーケティングも変わっていく。この多様性は面白いと感じましたね。
加えて資生堂インタラクティブビューティーは、Global
No.1 Data Driven Skin Beauty
Companyへの変革をビジョンに掲げています。たとえば、店頭やオンラインでの行動履歴をデータベースに蓄積し、アナリティクスを活用し、お客さま一人ひとりに合わせたサービスを提供することで顧客体験そのものを変えることができる。分析の側面で、その支援をできることも魅力の一つです。

——現在の仕事内容を教えてください。
主にマーケティング戦略におけるアナリティクスの実行・施策支援を行っています。
仕事の進め方としては大きく2つあります。一つは、アナリティクスチームが課題提議し、データ分析の結果を提供して戦略・施策の意思決定をサポートするもの。もう一つは、ブランドチームからの依頼に応える形で進めるものがあります。
アナリティクスのテーマは、KPIの構造化およびモニタリング、プロモーション施策の効果検証などの短期的なものから、長期愛用者の育成、マーケティング投資効率の最大化といった中長期的なものまで多岐にわたります。その他、市場規模の予測モデル構築や、組織全体でデータ活用を推進するためのツール開発・運用なども手がけています。

——データサイエンティストとして、大切にしていることは何ですか。
ビジネスコンテキストをおさえて、データ分析の結果をアクションにつなげることです。分析結果を読み解いて課題の真因を突き止めて、次の具体的なアクションを示すこと。そして、情報過多になって本当に大切なものが埋もれないよう、クリティカルな視点から磨き込んだアウトプットをブランドチームに届けること。これこそがデータサイエンティストの価値だと考えます。
Global
No.1 Data Driven Skin Beauty
Companyというビジョンのもと、データを存分に活用しようというポジティブな雰囲気が資生堂には生まれつつあり、データサイエンティストの果たす役割も大きくなっていると感じます。資生堂が良い方向に進んでいくための方針づくりに関われているのは嬉しいですね。
——今後はどのようなことに取り組んでいきたいですか。
短期的には、機械学習なども活用しながらアナリティクスの成果を積み上げ、ブランドの成長を支えたいと考えています。中長期的には、Global No.1 Data Driven Skin
Beauty
Companyへの変革を牽引する、強い組織づくりに貢献したいですね。日進月歩の分野ですから、自身の技術を伸ばし続けることを大前提に、チームバリューを最大化させたい。
また、データサイエンスがより身近に感じられ、誰もが活用できるような社風も実現したいですね。アドホックな課題解決を、よりスピーディに、タイムリーに、シームレスにサポートし続けることで、私たち自身がその空気感を醸成していけたらと思っています。※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
